交通事故に遭ったら

交通事故の被害に遭った場合、誰もが心配することが慰謝料請求についてではないでしょうか。被害に遭った精神的・物質的苦痛への対価がきちんともらえるのかどうか、そこが焦点となってきます。そもそも慰謝料とは、被害者が負った精神的苦痛について数値化したものとなりますので、その判断基準は難しいとされています。

物損事故交通事故には大きく人身事故と物損事故の二種類に分けられます。人身事故とは、死傷者が出た場合の事故であり、物損事故とは、その事故によって発生した被害が自動車やその他の物品の破損にとどまった事故になります。交通事故被害に遭ってしまったら、その全ての損害について慰謝料請求ができると考えがちですが、人身事故についてはもちろん請求が可能ですが、実は、物損事故において、慰謝料請求は原則として認められていません。

ただし、例外的に認められる場合があります。被害にあった物が、被害者にとって特別な主観的、精神的価値を持つような物である場合、または、その被害にあった物が侵害されたことにより、被害者の生活に支障が生じる場合等が相当します。物損事故として扱われ、慰謝料請求が認められたケースとしては、愛犬が傷害を負い、後遺障害が残った案件、または愛犬が死亡してしまった案件、車両同士が衝突し、原告宅の玄関部分を損壊した為、1ヶ月以上も不便を強いられたという案件等があります。その他、参考の為に、交通事故に遭った場合の慰謝料についてより詳しく說明したいと思います。